PDFレイアウトリファレンス

◆ 概要 ◆

HTMLのようなマークアップ言語で記述を行います。
HTMLの記述方法の基本については「HTMLの基本」等の解説をご確認ください。

◆ タグ ◆

要素の用途・出力範囲から、「コンテナ」「ブロック」「インライン」の3つのカテゴリーに分類されています。

コンテナ

レイアウトの最上位に、親タグとして記述します。主に表示箇所や機能の区分けを示します。
同じコンテナタグを複数記述した場合でも正常に動作します。

header ページの上端に出力する
footer ページの下端に出力する
contents ページ本文を出力する
bg ページの下地に出力する
style 共通スタイルを記述して定義する

ブロック

div 要素の構造を作るためのブロックです。
この要素自体が出力内容に影響を与えることはありません。
一括でスタイルを指定したい時などに使用します。
p パラグラフ。
要素を出力する際は必ずこのブロック内に記述します。
pタグ内に記述されてない要素は結果に出力されません。
columns ページの横軸に等間隔で分割される構造を作ります。
子要素にブロックを配置して、構造を組み立てます。
ul, ol 箇条書き、またはインデックス付きのリスト構造を作ります。
HTMLと同様に、子要素にブロックを配置して、構造を組み立てます。
table テーブル構造を作ります。
HTMLと同様に、thead、tbody、tfoot、tr、td、等のサブブロック要素を配置して、構造を組み立てます。
kitoneアプリのサブテーブルを出力したい場合はこのブロック要素を使用します。

インライン

span テキストを出力します。
パラグラフは改行を伴いますので、改行せず部分的にスタイルを指定したい場合や、文章中にアプリのデータを利用したい場合などに使用します。
img 画像を出力します。

◆ 属性 ◆

ブロックに属性を設定することで、スタイルの指定やアプリのレコードデータ利用などを行います。
多くのタグで使用できる汎用属性と、特定の用途にのみ使用する特殊属性に分かれます。
ここでは汎用属性を列挙します。特殊属性の詳細はタグごとに個別の説明があります。

汎用属性

属性名 対象 共通スタイル 用途
field p
span
table
table子要素
不可 アプリのレコードデータや、自動計算結果の一時変数を利用して出力するテキストを指定します。
align ブロック ブロック内の右寄せ、中央寄せ、左寄せを指定します。
margin ブロック ブロックの外側のマージンを指定します。
absolute ブロック 出力する座標を絶対位置で指定します。
relative ブロック 出力する座標を相対位置で指定します。
pagebreak ブロック 不可 改ページを行います。
style ブロック
インライン
不可 定義済みの共通スタイルを指定します。
font ブロック
インライン
フォントの種類を指定します。
fontsize ブロック
インライン
フォントサイズを指定します。
decoration ブロック
インライン
テキストに下線、上線、打ち消し線を付けます。
decorationStyle ブロック
インライン
decorationで付けた線のスタイルを破線、点線、二重線、波線に変更します。
decorationColor ブロック
インライン
decorationで付けた線のスタイルを色を指定します。